魚が釣れたらどうしたらいいの?
そのまま持って帰っているかたも多いと思いますが、せっかく釣った魚を美味しく鮮度よく持って帰りたいと思いませんか?
そこで今回は「釣れた魚のキープ方法・持ち帰り方・それに必要な道具」の紹介です。
釣り歴30年の私アレコレとみていきましょう!
目次
結局締めて持って帰れば良いんでしょ?
まぁ結論から言うとある程度のサイズの魚は締めて冷やすのですが、小さい鯵やイワシは締めなくても良いです。
そのまま氷水に入れてやると勝手に締まってくれます。
大きい鯖や大きい鯵などはエラからナイフを入れて血抜きをして氷水に入れます。
このようにサイズで持ち帰り方が変わってくるので詳しくみていきましょう!
大切なポイントは冷やすこと!
魚は釣れると緊張から熱を持ってしまいます。
それを急激に冷やしてやることで鮮度が保たれます。
スーパーとかで売っている魚も同じで漁で獲れたてを一気に冷やしていますよね?
あれと同じ要領です。
釣った魚を常温のまま放置すると鮮度が落ちます。
スーパーの魚と同じように、味が落ちるばかりか食あたりするようになってしまい、食べられなくなります。
なので、魚を持ち帰るための大切なポイントは、釣ったらすぐ「冷やす」ことです。
氷締めの方法
クーラーボックスの中に氷と海水を入れ、キンキンに冷えた海水を作って、その中に魚を入れるのがベストです。(氷締め)
ペットボトルや保冷剤または氷の入ったクーラーボックスに海水を入れてキンキンに冷やしておく。
釣った魚はビニールかジプロックに入れて直接水がつかないようにしておく。
これだけで鮮度も全然違い美味しく持って帰れます。
※持ち帰るときにクーラーボックスの中の海水を捨てて氷を足して持って帰りましょう!
魚ごとのキープのやり方について具体的に説明します
魚を釣ったら「冷やす」ことがポイントだと書きましたが、魚によっては「ひと手間」かける必要があったりします。
魚ごとのキープのやり方について具体的に説明していきます。
小さな魚の場合(イワシ・小アジ・キス・ハゼなど)
釣れたら、生きたまま氷の入ったクーラーボックスにいれましょう。
その時、ビニールやジプロックに入れるとクーラーボックスが汚れないですみます。
これが一番簡単な氷締めです。
中ぐらい~大きな魚の場合(青物・スズキ・鯛・大きな鯖など)
大きめの魚が釣れた場合、締めてからクーラーボックスに入れるようにしましょう。
※魚を締める=絶命させること。
締め方は、いくつか方法があります。
- ナイフをエラブタの隙間に入れ、背骨を切断する。
- 頭の下と腹部がつながってる部分、細くて筋状の部分を切断する。
背骨を切断する場合は、一気に押し切る感じで。ノコギリを引くように切ろうとすると魚が暴れます。
締めるとき魚が暴れてやりにくい場合、魚の頭をタオルなどでかぶせておくと暴れにくくなります。
あと、まな板を使うことをおすすめします。ナイフの刃こぼれを防いだり、魚の血で地面を汚さずに済みます。
バッカンに入れても邪魔にならないサイズでコスト的にもおすすめです。⬇️
ダイワの釣り用ナイフです。
魚を締めるとき、血抜きをするのに必要な道具。
小さな魚だとナイフを使う機会はまずありません。
しかし、クロダイやスズキなど大きな魚が釣れた場合、ナイフが必要になります。
活け締めをすることで、魚の身の鮮度を長く保つことができます。
血抜きをすることで、魚の生臭さを減らすことができます。
釣った魚をおいしく食べるためにも、ナイフは必ず用意しておきましょう。
海水でもサビないような素材で切れ味も落ちません。⬇️
神経締めようにはこちら⬇️
生きてる魚を締めたとき、切断したところから血が出てきます。
そうなったら海水の中に入れておきます。
- 締めた魚を海水のはいった水汲みバケツの中に入れる。
- 締めた魚をストリンガーや水汲みバケツの紐などでつないで、海の中に入れておく。
魚を氷締めするときに必要な海水を汲んだり、絞めた魚を血抜きするときに。
小さく折り畳める水汲みバケツのおすすめです。⬇️
血が出てこなくなるまで、しばらくそのままにしておきます。
魚から血が出てこなくなったら、クーラーボックスの中に入れます。
もし魚が大きすぎる場合、ナイフを使ってクーラーボックスに入れられるように切り分けます。
その際、切断面が水につかないようにビニール袋に入れてからクーラーボックスに。
※中ぐらい~大きな魚の場合、クーラーボックスの中に氷を置いただけの状態だと魚の芯までなかなか冷えません。
必ず、氷を混ぜた海水の中に入れて冷やすこと。
おすすめ保冷剤。
ロゴスの保冷剤は長時間冷却でき何度でも使えるのでコスト的にもお得です⬇️
魚の鮮度を保つためのビニール袋です。
ビニール袋があれば、魚の身が水(溶けた氷)でふやけるのを防ぐことができます。
また、クーラーボックスが汚れなくなるので、後片付けが楽になります。
あるのとないのとではかなり鮮度が違ってきます。⬇️
魚につないで海の中で生かしておくための道具です。
クーラーボックスに入りきらないほどの大物が釣れたり、釣り場で魚を保冷する手段が無い場合に活躍します。
例えば、釣った魚をまずストリンガーにつないで生かしておきます。魚が生きてるうちは腐ったりしません。
そして帰るときに魚を締めてから、大きなビニール袋に包んで持って帰ります。(帰りに時間がかかる場合は、途中でコンビニに寄って氷を調達)
また、大きな魚を血抜きするときにも活躍します。
水汲みバケツでは入らない大きさの魚の場合、ストリンガーがあれば海の中で血抜きすることができます。
使い方は、金具の先端を魚のエラから入れて口に出します。その後は金具をロックして開かないようにします。⬇️
まとめ
釣った魚は新鮮なうちに血抜きをして美味しく持って帰りましょう!
氷水でしっかり締めて鮮度を保つことは命を大切に最後までいただくと言うことだと思います。
くれぐれも釣り場で鱗を取るような行為はしないでください!
どうしても家に持って帰って鱗を取るとキッチンが汚れてしまうから釣り場でやりがちですが、
釣り場が汚れてしまうのでご注意を!
近年、ゴミや汚れなどにより釣り禁止場所が増えてきています。
みんなで大切な釣り場を守っていきましょう!